高次ストレス下での社会性機能の維持機構の解明 - 公募研究 2016-2017

  1. A01 秋山
  2. A01 越智
  3. A01 茶谷
  4. A01 清木
  5. A01 二川
  6. A01 川上
  7. A01 冨田
  8. A01 本田
  1. A02 篠原
  2. A02 前川
  3. A02 大神
  4. A02 西村
  5. A02 河野
  6. A02 岩瀬
  7. A02 古市
  8. A02 明
  9. A02 北村
  1. A03 中村
  2. A03 原田
  3. A03 井出
  4. A03 白井
  5. A03 柿沼
  1. B01 ラザルス
  2. B01 三輪
  3. B01 國枝
  4. B01 島田
  5. B01 北宅
  6. B01 沢野
研究課題名 高次ストレス下での社会性機能の維持機構の解明
研究代表者
島田 浩二
  • 島田 浩二
    福井大学 子どものこころの発達研究センター・特命助教
    Website
    http://
連携研究者
  • 友田 明美
    福井大学 子どものこころの発達研究センター・教授
  • 藤澤 隆史
    福井大学 子どものこころの発達研究センター・特命講師
研究協力者
  • 田仲 志保
    福井県児童科学館

本公募研究の目標は、「宇宙に生きる」宇宙科学研究と「未来に生きる」子ども学研究を推進させ繋ぐことにある。宇宙科学研究では「宇宙で生存は可能か?」といったヒト生命制御機構の解明が最重要課題であるが、さらなる未来の課題として「宇宙で社会生活は可能か?」といったヒト社会性機能の維持機構の解明も含まれる。本研究は後者の研究テーマ、宇宙社会を織り成すためのヒト社会性機能の維持機構の解明に関与する。また、子ども学研究では、地上の現代ストレス社会の病理として発現している反社会的行動の1つである児童虐待の予防に繋がる効果的な支援・介入方法の開発に取り組んでいる。特に、日本では、少子化・核家族化・地域のつながりの希薄化などの社会環境が変化する中で、養育者の子育てが孤立化し閉塞感が増加している現状があるが、本研究は養育行動といった向社会的行動を生み出すための社会性機能の維持機構の解明に関与する。以上より、本研究は宇宙と地上の高次ストレス下での社会性機能の維持機構(または破綻機構)を解明すること、そしてその宇宙科学研究の成果を現代ストレス社会の病理の克服に応用することを目的とするものである。この目的を達成するために、閉鎖環境ストレスと養育環境ストレスといった2つのストレス環境における社会的情報処理プロセスの機能変化および分子遺伝学的・神経生物学的な基盤に関する研究に取り組む。