微小重力環境における宿主 - 病原体の相互作用変化をもたらす分子基盤の解明 - 公募研究 2016-2017

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  5. B01 北宅
  6. B01 沢野
研究課題名 微小重力環境における宿主 - 病原体の相互作用変化をもたらす分子基盤の解明
研究代表者
白井 睦訓
  • 白井 睦訓
    山口大学 大学院医学系研究科・教授
    Website
    http://
連携研究者
  • 浅岡 洋一
    山口大学 大学院医学系研究科・講師

宇宙船内環境における細菌などの微生物感染は、長期宇宙滞在を行う宇宙飛行士の健康に深刻な影響を与えうるリスク要因の一つである。近年、微小重力環境において宿主に対する微生物の病原性の変化(増悪化)が報告されるなど、宇宙環境では宿主 (ヒト) -病原体の相互作用の変化が微生物感染リスクに深く関わる可能性が明らかになってきた。しかしながら、微小重力がいかにして宿主-病原体の関係性に影響を与えるのかについて、詳細な分子機構の理解は依然として不十分である。そこで本研究では、「ヒトのオルガノイド培養系と小型魚類メダカを用いて、微小重力下の宿主-病原体の相互作用変化をもたらす分子基盤を解明すること」を目的とする。

具体的には①微小重力環境の細菌感染オルガノイドを用いたトランスクリプトーム解析、②微小重力下の細菌感染メダカの転写産物の網羅的解析と細菌の宿主内挙動の解析、ならびに③微小重力下の宿主-病原細菌間の相互作用を制御するシグナル伝達系の同定を行う。