宇宙環境における線虫の老化とその制御機構 - 公募研究 2016-2017

  1. A01 秋山
  2. A01 越智
  3. A01 茶谷
  4. A01 清木
  5. A01 二川
  6. A01 川上
  7. A01 冨田
  8. A01 本田
  1. A02 篠原
  2. A02 前川
  3. A02 大神
  4. A02 西村
  5. A02 河野
  6. A02 岩瀬
  7. A02 古市
  8. A02 明
  9. A02 北村
  1. A03 中村
  2. A03 原田
  3. A03 井出
  4. A03 白井
  5. A03 柿沼
  1. B01 ラザルス
  2. B01 三輪
  3. B01 國枝
  4. B01 島田
  5. B01 北宅
  6. B01 沢野
研究課題名 宇宙環境における線虫の老化とその制御機構
研究代表者
本田 陽子
  • 本田 陽子
    早稲田大学 理工学研究所・招聘研究員
    (旧所属:東京都健康長寿医療センター研究所)
    Website
    http://
連携研究者
  • 本田 修二
    早稲田大学 理工学研究所・招聘研究員
    (旧所属:東京都健康長寿医療センター研究所)

老化の機構はよくわかっていません。老化の速度や寿命は遺伝的な要因とともに環境に応答して決まると考えられています。そこで私たちは宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同研究を行い、2015年に宇宙環境で線虫(Caenorhabditis elegans)の寿命や老化速度が変わるかどうかを調べるための実験を行いました。宇宙環境に長期間滞在した際の遺伝子発現やタンパク質の変化を調べるため、宇宙で凍結した線虫のサンプルも地上に持ち帰りました。それらの実験結果の解析をすることが本研究の目的です。もしそれらが地上と異なるのであれば、その違いをもたらすのは微小重力なのか宇宙放射線なのかを明らかにします。さらに、宇宙環境に一定期間滞在したときに発現する新規の老化を制御する遺伝子を探します。線虫の老化に関わることが知られているインスリンシグナル経路が宇宙環境でどのように働くかも明らかにします。新しい老化制御遺伝子がみつかれば、それをもとにして老化を遅らせたり老化に伴って起こる病気の予防をするゲノム創薬のヒントが得られるかもしれません。