宇宙における骨量低下の謎に迫る - 破骨細胞分化因子RANKLの発現メカニズムの解明 - 公募研究 2016-2017
研究課題名 | 宇宙における骨量低下の謎に迫る - 破骨細胞分化因子RANKLの発現メカニズムの解明 |
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研究代表者 |
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連携研究者 |
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原始の海で誕生した生命が、海を離れて地上で生活を営むために重力に抗い、身体を支持する組織として発達させた骨組織にとって力学的荷重は恒常性維持に最も重要な要素である。骨組織では、常に古い骨は破骨細胞によって壊され、新しい骨が骨芽細胞によって形成される。この破壊と形成のバランスが保たれることにより正常な骨組織が維持されるが、寝たきりや運動不足といった骨組織に力学的負荷がかからない環境ではバランスが破壊に傾き、骨量が低下して骨粗鬆症を発症する。
骨破壊を担う破骨細胞の分化因子であるRANKLの正常な発現は骨代謝の恒常性維持に必須である一方、様々な骨破壊性疾患の病態では発現が亢進し、骨破壊が進行する。本研究では微小重力環境下におけるRANKL発現細胞の同定、およびその発現メカニズムを明らかにすることで、宇宙における骨量低下の謎に迫る。