より安全な宇宙放射線被ばく管理に向けた放射線感受性個人差の遺伝基盤の解明- 公募研究 2018-2019
研究課題名 | より安全な宇宙放射線被ばく管理に向けた放射線感受性個人差の遺伝基盤の解明 |
---|---|
研究代表者 |
|
研究協力者 |
|
現在、我が国の宇宙飛行士の放射線被ばく管理は、国際放射線防護委員会(ICRP)の2007年勧告に準拠している。しかし、現在の被ばく線量限度には、遺伝的な個人差までは考慮されていない。将来的には、放射線感受性の遺伝的な個人差に応じて被ばく線量限度が設定され、より安全な宇宙放射線被ばく管理が期待される。
そこで本研究では、均一な遺伝的背景をもつiPS細胞をはじめとするヒト培養細胞や実験動物(ネズミ)での「ゲノム編集」と定量的な「染色体構造解析」を駆使して、放射線感受性を規定する遺伝子変化が宇宙放射線被ばく影響リスクに与える生物学的効果サイズを評価することにより、テーラーメイドな宇宙放射線被ばく管理に向けた遺伝学的な基盤解明を目指します。