睡眠・覚醒 - 計画研究

  1. A01-1
  2. A01-2
  3. A01-3
  4. A02-1
  5. A02-2
  6. A02-3
  7. A02-4
  8. A02-5
  9. A03-1
  10. A03-2
  11. A03-3
研究課題名 A02-4 超ストレス環境・宇宙を見据えた新規睡眠覚醒制御手法の開発
研究代表者
長瀬 博
研究分担者
  • 柳沢 正史
    筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構・教授
  • 船戸 弘正
    筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構・教授
  • 小久保 利雄
    筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構・教授
  • 徳山 薫平
    筑波大学 体育系・教授
  • 北川 博之
    筑波大学 システム情報系・教授
  • 松田 千栄
    宇宙航空研究開発機構 有人宇宙技術部門
研究協力者
  • 梅村 雅之
    筑波大学 計算科学研究センター・教授
  • 佐藤 誠
    筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構・教授
  • 大蔵 倫博
    筑波大学 体育系・准教授

国際宇宙ステーション(ISS)・ストレス現代社会での睡眠問題

国際宇宙ステーション(ISS)では、極端に短い日周期や閉鎖環境により、宇宙飛行士は高いストレス環境に置かれている。そのため、彼らの多くが睡眠障害を経験しており、睡眠に関する問題の解決は急務である。ISSにおける状況は遠い宇宙の特別な話ではなく、今や地上でも24時間型・高ストレス社会であるため、同様に多くの人々が睡眠の恒常性に異常をきたしている。労働者の約10%が夜勤や交代制勤務に従事しており、その20~30%が不適応を訴えていると言われる。また、高齢者の不眠症の有病率は30%と言われており、高齢化社会での大きな課題となっている。しかしながら現時点では、容易かつ正確に多数の被験者の睡眠を診断できる方法が無く、また、最近まで不眠症治療薬はGABA作動薬に限られていたため、睡眠問題の解決のための大きな障害になっている。

研究内容

我々は、多数の被験者の睡眠を正確に計測するための新規睡眠診断法の開発と新しい不眠症治療薬の臨床的評価を行う。さらに、他の計画研究との共同研究によって、長期閉鎖環境適応訓練設備における診断法・治療法の検証を行ない、ISSおよび現代ストレス社会における睡眠問題の解決を目指す。